蟻植物
蟻植物という植物について知っていますか?
蟻の集団に対して住みやすいシェルター〔巣〕を植物自身が提供し、蜜などの餌をアリに提供する。
その見返りに植物自身はアリにより草食小動物からの食害から守ってもらい、さらに植物内の巣の内部より、蟻の食べ残しや蟻の死骸から栄養分を吸収するのです。
食虫植物は虫を殺して栄養にするいわゆる昆虫とは敵対関係にあるのに対して、蟻植物は、蟻と仲良くなって、巣を提供する代わりに、蟻の食べ残しの餌や死骸等を吸収するわけで、蟻植物は蟻との共存関係にあるといえます。
一般に,緑色植物は第一次生産者であって,動物に食べられるのが当たり前です。ところが,それが逆転した二つの例外があり,その一つが食虫植物で,他の一つが蟻植物なのです。
何れも熱帯を中心として分布する多年草の植物で,極めて貧栄養の土壌に生育し,動物から窒素,リン,ミネラルなどの養分を得ている点においては似ていますが,蟻植物は乾燥地の明るい森林の樹冠に着生します。
それに対して,食虫植物は湿った処に生育します。
どちらも虫や死骸などを補助エネルギー源とするわけですが、食虫植物による捕食の利益は,蟻植物とは比べものにならない程絶大である点においても異なるのです。
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