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トリカブト

身近な場所に生えている野草。この中にも毒を持った種類がたくさんあります。

トリカブトを用いた殺人事件も起こっていますが,野草による中毒事故の多くは,食用になる野草と毒草を間違えて食べた事例です。

最近では,アウトドアブームに伴って,毒草に関する予備知識のない採集者が増えているのも事実です。

さらには,薬草採取を目的にして,毒草に手を出した例もあります。薬草も,処方を誤れば毒草です。

リスクも考えずに民間療法などを試みてはいけません。

ほぼ毎年,事故が話題になるのは,トリカブト類やハシリドコロの若葉の誤食です。

特にニリンソウの若葉と間違える例が多いようです。

若葉や新芽の場合,図鑑に図版が載っていない場合も多く,じゅうぶんな注意が必要です。

また,ドクゼリによる事故も,しばしばニュースになります。これはセリと間違えて食べて事故を起こしたものです。
 
以上の毒草は神経障害を起こし,重症例や死亡例が発生しやすく,事故件数も多いので,時折新聞記事になりますが,この他にも,身近な野草に毒を持つものはたくさんあります。

いちどにたくさん食べてしまうようなことはないので,致死的になることは滅多にありませんが,タケニグサやヨウシュヤマゴボウなどの中毒例も少なくありません。

また,トウダイグサやツタウルシのように,皮膚に刺激性を持つ毒草もあります。

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